エッセンシャルオイル(精油)の使い方とは?希釈方法や注意点もあわせてご紹介
エッセンシャルオイルの香りを楽しむ方法は多岐にわたり、工夫の仕方にその人の個性が出るといわれています。そのため初心者の方は使い方に困ることが多く、「具体的にどうやってエッセンシャルオイルを使えばいいの?」と悩んでしまう方も少なくありません。
そこで今回は、エッセンシャルオイルの使い方について詳しく解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。
エッセンシャルオイル(精油)とは
エッセンシャルオイルとは、樹木や花などから抽出した天然の香り成分であり、高い濃度で有効成分を配合したエッセンスのことです。植物からわずかしか抽出できない貴重な成分であり、たとえば、エッセンシャルオイル1kgを抽出するにはローズなら約3~5t、ラベンダーなら約100~200kgが必要になります。
また、エッセンシャルオイルを作る際に使う植物の種類によって作用や香りがそれぞれ異なるため、自分の目的に応じて香りを使い分けることが重要です。
アロマオイルとの違い
エッセンシャルオイルとアロマオイルは混同されがちですが、この2つはそれぞれ少々異なる性質を持っています。エッセンシャルオイルには、主に植物から抽出した天然成分が100%入っています。人の手で作った合成成分などが含まれておらず、キャリアオイルなどで希釈すれば皮膚に直接塗布できる点が特徴です。
一方、アロマオイルには天然由来成分だけでなく、人工的な合成成分が含まれています。比較的安い価格で手に入りますが、皮膚には塗布できません。そのため、香りを楽しむものとして認識するとよいでしょう。
なお、当サイトを含め、多くのサイトではアロマオイルをエッセンシャルオイルと同義とし、「アロマ(精油)」と表記しています。この2つの定義は厳密には異なる点と、合成成分の含まれたアロマオイルはエッセンシャルオイルではない点を理解しておきましょう。
エッセンシャルオイル(精油)の希釈方法
エッセンシャルオイルを使用してマッサージを行う際は、必ず濃度が1%以下になるように希釈する必要があります。以下では、例として濃度1%のマッサージオイルを10ml用意する際の計算式をご紹介します。
・10ml(キャリアオイルの量)x 1%= 0.1ml(エッセンシャルオイルの量)
一般的に、エッセンシャルオイルを1滴垂らすとおよそ0.05mlの量が出てくるので、上記の場合は2滴ほど垂らすのが適切です。
【簡単】エッセンシャルオイル(精油)の使い方
ここからは、自宅で簡単にできるエッセンシャルオイルの使い方をご紹介します。人によって合う・合わないがありますので、自分にとって無理のない方法を実践してみてください。
ティッシュやハンカチなどにつける
エッセンシャルオイルをティッシュやハンカチなどにつける方法は、外出先でも気軽に香りを楽しめる点が魅力です。たとえば、ハンカチにエッセンシャルオイルを数滴垂らし、会社の机に置けば心地良い香りの中で仕事ができます。また、ティッシュやハンカチに含ませる際には、以下のような香りが適しています。
⦁ ラベンダー
⦁ ゼラニウム
浴槽に入れる
エッセンシャルオイルは、浴室の床に垂らしたり浴槽に入れたりする使用法もおすすめです。浴槽にお湯を張り、エッセンシャルオイルを数滴垂らして混ぜてください。浴槽に入らない方は、浴室の床に数滴垂らしておくだけで構いません。
なお、浴室や浴槽に使用するエッセンシャルオイルとしては、以下の3つが適しているのでぜひ試してみてください。
⦁ ゆず
⦁ ひのき
⦁ ジャスミン
洗濯機に入れる
エッセンシャルオイルは洗濯のときにも役立ちます。洗濯機が「すすぎ」の段階に入る直前に、洗濯槽内に数滴のエッセンシャルオイルを垂らしてみてください。これにより、洗濯した服からかすかに良い香りが広がります。
洗濯に使用するエッセンシャルオイルとしては、以下の2つがおすすめなので一度試してみると良いでしょう。
⦁ ラベンダー
⦁ ゼラニウム
名刺に垂らす
エッセンシャルオイルの使い方として、名刺に1滴垂らすというのも有効です。名刺から良い香りが広がれば、仕事の間の気分転換になるだけでなく、名刺を手渡す相手にも良い印象を与えられるでしょう。
エッセンシャルオイルを名刺につける場合、以下の手順に沿って行ってみてください。
⦁ 1枚の名刺に1滴ほどのエッセンシャルオイルをつける
⦁ その名刺を十分に乾かす
⦁ 名刺が乾いたら、名刺入れの中に入れてしばらく放置する
上記のようにすれば、名刺入れの中にある名刺全体に香りがつきます。名刺に使用するエッセンシャルオイルの香りとしては、以下の3つがおすすめです。
⦁ ラベンダー
⦁ ゼラニウム
⦁ オレンジ
専用グッズを使用する
エッセンシャルオイルを楽しむには、以下のような専用グッズを活用するのもおすすめです。
⦁ アロマランプ
⦁ アロマストーン
アロマランプは、まるで本物の火のような電気の熱を使ってエッセンシャルオイルを温め、香りを広げるアイテムです。またアロマストーンは、電気や火を使用せず、本体に垂らすだけで香りが浸透していくので、アウトドアなどでの使用に適しています。
【応用編】エッセンシャルオイル(精油)の使い方
エッセンシャルオイルの基本の使い方を押さえた後は、これから解説する2つの方法を実践してみてください。
ヘアトリートメントに入れる
エッセンシャルオイルを普段使っているヘアトリートメントに混ぜることで、ヘアケアグッズとしても活用できます。ただし、香りが混ざってしまわないよう、無香料のトリートメントを使用しましょう。
やり方は比較的簡単で、トリートメント1回分に対して1滴ほどのエッセンシャルオイルを混ぜ、髪にしっかりなじませてください。このようにすることで、髪からほのかにエッセンシャルオイルの良い香りが漂います。なお、ヘアトリートメントに混ぜるエッセンシャルオイルを選ぶ際は、以下の2つがおすすめです。
⦁ イランイラン
⦁ ゼラニウム
石鹸を作る
エッセンシャルオイルを使って石鹸を自作するのも楽しいものです。洗面所に1つ置いておくだけで良い香りが広がるため、気になる方は以下の手順に沿って作ってみてください。
⦁ 小鍋を使用してハーブティーを煮出して冷ます
⦁ エッセンシャルオイルをハーブティーに2滴ほど垂らす
⦁ 石鹸素地をボウルに入れ、そこにハーブティーを加えて強くこねる
⦁ 石鹸の形にする
⦁ 割りばしやバットの上で1ヶ月ほど乾燥させる
また、石鹸づくりに適したエッセンシャルオイルは以下の3つなので、自分の好みに合わせて選んでみてください。
⦁ ラベンダー
⦁ グレープフルーツ
⦁ ゼラニウム
エッセンシャルオイル(精油)を使用する際の注意点
エッセンシャルオイルにはたくさんの楽しみ方がある一方、注意すべきポイントもあります。実際に使うときは、以下に解説する2つの注意点を忘れないようにしてください。
原液をお肌に直接つけない
エッセンシャルオイルを希釈せずに原液の状態で皮膚に塗布すると、皮膚に大きなダメージを与えてしまいます。やっかいな肌トラブルを招く原因になってしまうので、エッセンシャルオイルをお肌につける際は必ず希釈するようにしてください。また、わからないことは専門家に聞くことをおすすめします!
使用期限を確認する
エッセンシャルオイルを使用する際はオイルの劣化に注意が必要です。特にスキンケアやヘアケアを目的として使用する場合、劣化したものを使うとダメージの原因になりかねないため、使用期限が過ぎていないかどうか一度確認してから使うようにしてください。作ったものは、冷蔵庫などの涼しい場所で保管しておきましょう。
まとめ
今回は、エッセンシャルオイルの使い方について詳しく解説しました。希釈方法や使用期限などいくつか注意すべき点もありますが、それらを守れば特に問題なくエッセンシャルオイルを使うことができます。こだわりのエッセンシャルオイルを日々のさまざまなシーンで活用し、「香り」のある生活を楽しみましょう。
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